学校生活
1年生卬高探究「論文執筆ガイダンス」
7月15日(金)、1年生の卬高探究の時間に論文執筆ガイダンスを行いました。書籍「論文の教室」の内容についての講義を受け、問いを細分化する方法、アウトラインの基本構造、研究の類型や方法について学びました。その後、実際に問いのフィールドを作る活動を行う中で、「問い」をつくる方法や「アウトライン」を書く方法についての理解を深めるとともに、良質な問いを作ることの難しさを感じていました。
今後は、夏休み期間を利用して、各自が研究したい「問い(仮タイトル)」を設定し、アウトラインを作成していきます。
英語ディベートの取り組み
静岡高校では行事ごとに希望者を募り、 即興型英語ディベートに取り組んでいます。
今年度はこれまで4月28日に体験会、 5月20日に学習会を行い、6月11日に「PDA 東海公立高等学校 即興型英語ディベート交流大会 2022」に有志チーム(久村惇君(2年)、久保田新菜さん( 1年)、立松寛菜さん(1年))が参加しました。
東海交流大会ではオンライン(Zoom)で集った5校・ 9チーム( 愛知県立岡崎高等学校 、岐阜県立岐阜高等学校 、三重県立四日市高等学校、静岡県立浜松北高校、 静岡県立静岡高等学校)が2ラウンドのディベートを行いました。
第1ラウンドの論題は「Cosmetic surgery should be banned.(美容整形を禁止すべきである。)」、第2ラウンドは「It is better to study abroad during high school days than after entering university in Japan.(留学するなら、大学入学後よりも、 高校在学中にしたほうがよい。)」でした。 ディベート後ジャッジのフィードバックを待つ時間では、 お互いの高校の様子や、好きな料理、部活などについて話し、 交流する様子も見られました。
そしてジャッジが高く評価した生徒6名によるエキシビションディベートが行われ、静岡高校からは2年生の久村君がGovernment(肯定側)のPMR(Prime Minister Reply:肯定側まとめ)に選ばれました。「Ranking children in sport events at kindergartens and elementary schools should be abolished.(園や小学校の運動会での順位付を廃止すべ きである。)」をテーマに、両チームとも、子どもの特徴や、 テストなどで順位がつくことと運動会で順位がつくことの違いなど について深く分析し、堂々としたスピーチを披露していました。 勝敗はエキシビションディベートを聞いていた生徒たちが挙手で投票し 、Opposition(否定側)の勝利となりました。
他校からは英語関連の部活動チームが出場している中で、 今年度も本校有志チームは健闘し、1勝1敗で5位となりました。 また、ベストディベータ―賞に立松さん、久村君、POI賞に久村 君が選出されました。
参加者の声
・チームのメンバーや他校の生徒と協力し、 素晴らしい経験ができた。
・参加者の皆さんの説得力があり、かつ綺麗な英語を聞き、 刺激を受けた。まだまだ改善の余地が沢山あるなと感じました! ありがとうございました!
去る6月5日には本校のディベートの取り組みが「朝日高校生新聞」 で取り上げられました。
昨年度から継続してディベートに参加している櫻井あんりさん(2年)と久村惇君(2年)がインタビューを受けました。
令和4年度 卬高探究記念講演会「新しい分かり方 新しい伝え方」
6月10日(金)、卬高探究の時間に、静岡市民文化会館で佐藤雅彦氏(東京藝術大学名誉教授)を講師にお迎えして講演会を実施しました。
日時 令和4年6月10日(金) 13:30~15:30
会場 静岡市民文化会館 大ホール
講師 佐藤 雅彦氏(東京藝術大学教授、NHK教育番組監修)
演題 「新しい分かり方 新しい伝え方」
講師の佐藤氏は1976年に東京大学教育学部を卒業後、1999年より慶應義塾大学情報学部教授、2006年より東京藝術大学大学院映像研究科教授、2021年より東京藝術大学名誉教授を務めています。NHK教育番組「ピタゴラスイッチ」、「テキシコー」などの監修、「だんご3兄弟」、「カローラⅡに乗って」の作詞、TV-CM「スコーン」、「ドンタコス」の制作など数々のヒットを生み出し、2013年には紫綬褒章を受章されています。
講演の第一部では、佐藤氏の自己紹介とこれまでに制作された映像、アニメーション、グラフィックデザインなどについてのご紹介を、第二部では佐藤氏のご専門である教育方法と表現方法を中心に「新しい伝え方」についてお話しいただきました。誰もが見たことのある作品に込められた思いや、脳科学の知見を基にした新しい伝え方など、熱く語る講師の話に、生徒は熱心に聴き入っていました。講演後の生徒からの質問にも丁寧に回答をしてくださいました。
令和4年度 薬学講座
6月13日(月)、学校薬剤師の秋山先生、少年サポートセンターの警察官を講師にお招きし、薬学講座が行われました。
自分のことのみならず、周囲の大切な人の健康や安心・安全な生活について、今と将来の両方を見つめ直す機会となりました。
令和4年度 第3学年保護者会
5月17日(火)中間テスト2日目の午後、➀全体会、⓶消費者教育講座、⓷クラス懇談会の内容で行いました。
全体会は、小関校長の挨拶に続いて、久保田進路課長、村上学年主任から、最上級生として静高を支え進路実現に向かう3年生の学力や心の成長を促す保護者と学校の在り方について、消費者教育講座では、生徒への講座でもお世話になった静岡県消費者教育講師の大石美津子さんから、成年を迎えた高校生の契約の社会的責任や詐欺の被害から身を守るための留意点などを保護者の立場からも注意を喚起していただきました。また、全体会と消費者教育講座は、感染症対策の観点から文系、理系の2集団に分かれて全体会と消費者教育講座の順序を入れ替えて行いました。
その後各クラスに分かれ、担任を囲んで熱心な懇談会が行われました。