学校生活

令和3年度 第3学期始業式

1月5日(水)、始業式・大掃除に続いて、2時間目から5分短縮の平常授業の日課で第3学期がスタートしました。(各学年のテストは明日から)

放送による始業式で小関校長は、新年のあいさつに続けて、「私は最近、校舎の5階まで上がって富士山の写真を撮るのが日課になっています。年末から快晴の日が続いており、昨日も今日も富士山がきれいに見えました。今朝も7時過ぎから教室や生徒ホールで勉強している生徒もいて、応援したい気持ちが強まります。」、「私は6~7年ほど前から、元旦には五大全国紙と呼ばれる読売、朝日、毎日、日経、産経の新聞各紙を買うようにしています。元旦の朝刊はボリュームがあり、その年の社会や世界の動向や予測が書かれています。特に「社説」と呼ばれる論説記事は、新たに始まる一年を見据えて社としての意見や主張を、代表論説員が力を入れて書いており、同じテーマでも新聞社によって切り口やスタンスが異なります。」と、配布したプリントで元旦の朝刊1面トップ記事と各紙社説の見出しを示し、「学校で新聞が閲覧できますから、ぜひ世の中の動きにも関心を持つようにしてください。」と訓辞しました。また、10日後に大学入学共通テストに臨む3年生以下各学年を激励し、全体に向けてアルフレッド・マーシャルの『Cool heads but warm hearts(冷静な頭脳と温かい心)』、ウィリアム・ジェームズの『心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。』の二つの言葉を贈りました。

1月5日 校舎5階から富士山を望む

 1月5日 校舎5階から富士山を望む

 

 

 

 

 

 

キラキラ PDA高校生即興型英語ディベート全国大会

12月25日(土)・26日(日)、オンラインで開催されたPDA高校生即興型英語ディベート全国大会に、本校から有志チーム1チーム(2年南雲円香さん、1年久村惇君、櫻井あんりさん)が出場しました。

今年の有志チームは他校との練習試合など準備にも熱心に取り組み、チーム力を上げて本番に挑みました。予選ラウンドで4試合中3勝を挙げ、全国から猛者が集った84校参加中の22位は、過去最高の結果となりました。また南雲さんはベストディベーター賞に選出されました。

 【ディベートテーマ】

予選第1試合 Plastic products should be taxed. プラスチック製品は課税されるべきである。

予選第2試合 Parents of children who bully other children should face criminal charges.

                          いじめをした子の親は、刑事罰に課されるべきである。

予選第3試合 Japan should impose a diplomatic boycott of the Beijing Olympics.

                          日本は、北京五輪の外交ボイコットをすべきである。

予選第4試合 COVID-19 vaccination should be mandatory.

                         新型コロナウイルス感染症に対するワクチン接種は義務化されるべきである。

準々決勝         Wild fish catch should be prohibited and fish should be farmed.

                        天然魚の漁獲は禁止し、魚は養殖すべきである。

準決勝              Debate competitions should be held online rather than face-to-face regardless of the COVID-19 situation. ディベート大会は、コロナ禍に関わらず、対面よりもオンライン開催の方がよい。 

決勝戦・3位決定戦   The U.S. military should not have withdrawn from Afghanistan.

                                  米軍はアフガニスタンから撤退すべきでなかった。



学校 令和3年度 第2学期終業式を行いました

12月24日(金)第2学期終業式を迎えました。明日から11日間の冬休み、3学期始業式は1月5日(水)です。

式は感染症対策のため放送で行い、終業式に先立って行われた表彰式では、東海大会女子3000m7位入賞を果たした陸上部、また次年度の全国高文祭や東海大会への出場権を獲得した美術部、マンドリン部をはじめ、2学期に県大会以上の成果があった6部活と1コンクールでの17件を表彰し、仲間の栄誉を称えました。

三年生の廊下から富士を仰ぐ

終業式で小関校長は、2学期を振り返るよう促したうえで、哲学者の鷲田清一(わしだきよかず)氏の言葉を引用して『自分が何を知っていて何を知らないか、自分に何ができて何ができないか、それを見通していることが「教養」というものにほかならない』、さらに「教養」というものは、『複眼(つまり、いろいろな見地から物事を見る目)を持つ」ことであり、異文化や歴史に学ぶことも、いまここではない別の場所からいまここを見つめなおすことにつながる』こと、また、年末年始を迎えるにあたって、(1)社会の動きに関心を持ってください。(2)学校や将来のことを話す機会を持って、複眼で物を見て考える機会にしてください。(3)健康管理と交通安全に気を付けてください。と、訓示しました。最後に、3年生に向けて「受験生は受験当日まで伸び続ける」、「受験に臨む雰囲気や体制づくりは団体戦である」と、エールを送りました。

 

 

キラキラ 修学旅行委員会主催 修学旅行フォトコンテスト開催

2部門に合わせて49点の応募がありました。クラス内予選を経て2年生全体での投票を行い、最優秀賞と優秀賞を選出しました。作品は生徒ホールに掲示してあります。

【最優秀賞】 風景・建造物部門 山杢弥暖 シンプルイズベスト
       食事部門     鈴木咲也 まって!!

【優秀賞】  風景・建造物部門 杉村晴生 鹿に弄ばれた
                小林青葉 きもの
                仲澤 慶信 実はこれ、清水寺で撮りました

       食事部門     池谷優羽 秋
                鈴木健太 新世代八ツ橋
                田代 悠 天ぷら蕎麦at嵐山
                村上奈穗 茶寮でひとやすみ

出張・旅行 2年 修学旅行(奈良&京都)

12月7~10日、2年生全員で奈良2泊&京都1泊の修学旅行に行ってきました。

初日は、あいにくの雨でしたが残りは全て天候に恵まれました。まだ、紅葉も残っていました。

4日間の班別行動は、近鉄電車の乗り継ぎなどに悪戦苦闘しながらも仲間との良い思い出になりました。

本校の修学旅行は各自がテーマを持った研修旅行です。研修後は、各々の研修レポート作成に取り組んでいます。

THE KASHIHARAホテルのエントランスにてホテルの食事(コロナ対応)

 THE  KASHIHARAホテルエントランス        ホテルの食事(コロナ対応)

女子5人組もみじの下で

  

五重の塔渡月橋にて

王冠 山田麻央さん しずおか新聞感想文コンクールで入賞

静岡高校140期15HRの山田麻央さんが、 2021年度第14回しずおか新聞感想文コンクールで入賞しました。

応募総数6,352作品の中からの快挙です。

「静岡大学と浜松医科大学の統合」に関する新聞記事を精読し、将来自分が進学、或いは就職する可能性のある身として、具体的な提言を論理的に述べた文章でした。

1年次よりの、ロジカルなコンポジション作成練習の成果が出て何よりです。

 

その他、奨励賞も8人が受賞しました。

15HR 山田麻央さん

グループ 2021年度 全国高校生フォーラム

12月19日日曜日、全国高校生フォーラムがオンラインで開催されました。本校からは1年生4名(秋山果歩さん、有馬百恵さん、西村奏太さん、櫻井あんりさん)が参加しました。

 

全国高校生フォーラムは、全国のWWL(ワールドワイドラーニング)やSGH(スーパーグローバルハイスクール)の高校生が参加し、グローバルな社会課題に対しプレゼンテーションやディスカッションを行います。

使用言語はすべて英語です。課題解決に向け意見交換をし、他校の生徒や留学生と交流しました。

 

 

11月10日(水)イノベーション・ハイスクール「浜松医大訪問」

 本年度本校は県から「イノベーション・ハイスクール」の指定を受け、メディカル、グローバル、STEAMの3つを柱に先進的なプログラムの企画・実践を行っています。11月10日(水)午後、2年生の医学分野に興味のある生徒たちが浜松医科大学を訪問し、医師の使命、静岡県の医療の現状の講義を受けた後、各自興味のある分野の医療研究施設の見学をしてきました。各施設では先端医療研究について説明を受けました。難解で専門的な研究内容にもかかわらず、生徒たちは興味津々の様子で説明を聞いていました。

 

本 秋の読書週間

10月25日(月)から29日(金)は秋の読書週間です。朝8:20から8:45の25分間、自分の好きな本に向かいます。読書週間を楽しみにしている生徒も多く、休み時間には読んでいる本の話題で盛り上がることも多いようです。本を読みたくてもなかなか時間の確保が難しい忙しい高校生たちにとって、大切な時間になっています。


令和3年度 進路講演会

 静岡高校では、多様な分野で活躍している方々から、直接その仕事の 内容や経験について話を聞く事によって、職業についての具体的な知識を得ると同時に、広い視野に立って将来の職業選択が行われるような意識を持たせることを目的として、進路講演会を行っています。今年度は12人の方々を講師としてお招きし、1、2年の生徒各々が希望する分野に分かれて聴講しました。

    日 時 令和3年10月22 日(金) 13:00~15:05

    講 座と講師(敬称略)

NO 分野  講師  NO 分野   講師
文学・教育  佐藤 智子 工学  伊藤 公一
経済  勝岡 大貴 8  化学  吉本 崇志
法学  増田 英行 医学  大岩 孝子
金融  松田 真由子 10 薬学  谷津 吉美
DX  岡田 明 11 農学  大西 利幸
マスコミ  堀井 猛成 12  地学  高橋 浩

令和3年度 体育大会

10月18日(月)、秋冷が爽やかに感じられる草薙総合運動場において、日頃の鍛錬の成果を発揮しました。

コロナ対策のため無観客、一部種目の変更と時間短縮での実施となりましたが、溌溂と競技に挑む姿が見られ盛会となりました。実施した種目と各種目の1位は以下のとおり。

男 子 1 位 記 録   女 子 1 位 記 録

100m

35HR 紅野

11.97   100m 17HR 山本 14.16
200m 23HR 青野 25.09   200m 37HR 飯塚 29.56
走高跳 35HR 中野 155   走高跳 36HR 梶 140
走幅跳 26HR 仲川 551   走幅跳 25HR 渡邊 421
三段跳 26HR 近藤 1098  

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砲丸投 35HR 野田 959   砲丸投 24HR 清川 662
4×100mR 23H R 47.11   4×100mR 13H R 56.98
8×200mR 36H R 323.63   8×100mR 26H R 157.12

美術・図工 "秋の祭典"が開幕!

10月20日(水)から11月2日(火)の日程で、自治会主催の文化部による展示及び発表の場として"秋の祭典"が開催されています。

<発表部門> 昼休みには音楽系の部活(マンドリン部、クラッシックギター部、弦楽合奏部、吹奏楽部)による演奏や応援指導部の演武が行われます。(写真は10/20(水)マンドリン部の様子)

マンドリン部による演奏

 

<展示部門> 生徒ホールを中心に各部の展示も実施されています。(写真は郷土研究部)

郷土研究部による展示

 

※一般の方には公開されていません。

令和3年度 第1学年PTA

10月6日(水)13:00~15:00

第1学年のPTA集会で、文理選択にむけての説明、スクールカウンセラーによる講演を行いました。

日 程

13:00 開会 校長あいさつ 学年主任より近況報告

13:20 文理選択説明 教務課

    仮登録提出締切り10/12(火) 本登録提出締切り10/28(木)

13:50 講演「思春期の心のもがきと親の対応」

    講師 スクールカウンセラー 蔭山昌弘 先生

14:50 閉会

 

グループ 令和3年度 防災講演会

9月27日(月)1年生が、LHRで静岡県地震防災センター 東山浩子さんを講師に迎えて防災のお話しを伺い、心構えを新たにしました。

内 容 自分の命を守り、家庭や地域の防災リーダーとなっていく人を育てるための「語り部動画(元 釜石市立釜石東中学校副校長・生徒出演)+防災講話(ふじのくにジュニア防災士養成講座の一環として)」

会議・研修 FALCoN高校生国際会議@Mishima


9月17日(金)~19日(日)、三島ゆうゆうホールと三島北高校を会場に、国内連携校(仙台二華、長崎東、沼津東、静岡市立、静岡)と海外参加校(オーストラリア、シンガポール、台湾、アメリカ)をオンラインで結んで行われたFALCoN高校生国際会議。本校からは2年生の有志チーム(21HR久保田さくら、新開帆乃佳、西原加純、三木千風、22HR池田萌香)が参加しました。

・17日: 開会式と常葉大学外国語学部のピーター・ハーディケン准教授による基調講演「Crisisに負けない持続可能な社会作りを目指して〜SDGsの視点からの多面的なアプローチ」の聴講
・18日: 各校による研究成果英語プレゼンと専門家によるフィードバック、混成分科会ディスカッション、専門家ミニ講義
・19日: 混成分科会の県内校グループで会議の成果の動画作成、成果動画上映会、閉会式

本校チームは”Can Our Simulation Game Change Japanese Work Style?”と題したプレゼンを行いました。コロナ禍というクライシスにおける日本経済の停滞を、女性の雇用問題の根本にある無意識的なジェンダーバイアスの解消から解決することを目指しました。今回の国際会議にあたり割り当てられた「教育的アプローチ」の手法から何ができるか考え、小学生向けと大人向けの2種類のすごろくを作成し、アンケートを行って分析しました。

研究のためにインタビューに応じてくださった静岡大学並びに静岡銀行の皆様、すごろくの試用アンケート実施にご協力頂いた西奈児童館の皆様、アンケートにご回答頂いた皆様、本当にありがとうございました。

[参加生徒のコメントより]

・今回は実際にフィールドワークを行って、いい発表ができた!最後にはプレゼンもちゃんとできたと思う。他校の人とも仲良くなれて本当に楽しい3日間でした。

・本番ではすごく楽しんでプレゼンできたから良かった。もっとプレゼンが上手くなれたらいいなと思った。プレゼンやディスカッションではオンラインで色んな国の人と会話ができて楽しかったです。新しい友達が出来ました。

 

ポスター発表動画・会議成果物の発表動画等が国際会議特設サイトにて1か月間公開されています。ぜひ以下のリンクからチェックしてみてください。

https://falcon2021.jp/

開会式での学校紹介

開会式での学校紹介

研究プレゼン発表

プレゼン後の質疑応答

大学生ファシリテーターによる混成分科会ディスカッション

三島北高校生徒さん作成のフレームで記念撮影

閉会式の記念撮影

 

令和3年度 二学期始業式・防災訓練

8月31日(火)、防災訓練の後、二学期始業式・表彰式を放送によって行いました。

 式に先立って行われた防災訓練では、地震発生時の避難行動訓練と帰宅時のペア生徒の確認を行いました。無言で机の下に身を隠し、真剣に安全確保行動に取り組む姿が見られました。

 表彰式では、甲子園からの帰着後に報告会が行われた野球部を除き、全国大会での活躍を報告しました。マンドリン部の優秀賞、同じくギター部の努力賞、同じくヨット競技男子レーザーラジアル級6位入賞の太田君、同じく将棋男子個人戦22位で決勝トーナメント進出の高橋君の栄誉を称えました。

 始業式で小関校長は、2学期に向けて、「伸びる人材・選手に共通するものとは」、「点と点をつなげる」、「進路実現、学力向上のために」について訓示しました。

リンク2学期始業式校長よりレジュメ.pdf

新型コロナウイルス感染症対策「学校生活を送る上での10のお願い」を説明して注意を促しました。

リンク学校生活を送る上で10のお願い(コロナ対応).pdf

防災訓練の様子

 

体育・スポーツ 野球部 甲子園へ出発

自治会主催の野球部出発激励会が行われました。

有志の生徒たちから千羽鶴が贈られ、金子主将は「応援に行くことのできない生徒の皆さんの思いを力に、精一杯戦ってきます。」と強い決意を述べました。参加した生徒たちは、應援團と共に声を出さずにエールを送り、選手たちの健闘を祈りました。初戦は9日(月)開会式後の第2試合、愛媛代表の新田高校と対戦します。

令和3年度 第1学期終業式

7月21日(水)1学期終業式、表彰式を放送によって行いました。

 表彰式は、校長により表彰者が紹介されたあと、各HRで担任から賞状が渡される方法で行われ、山岳部の東海高総体 登山競技 男子の部 第1位を筆頭に、県大会以上で成果のあった4団体12件を表彰し栄誉を称えました。

 始業式で小関校長は、始業式や入学式での訓話を振り返り、学校生活の充実と生徒の成長を認め、良き伝統の継承を求めました。

また、池上彰氏の「読解力」についての考えに触れて、「広辞苑」での定義、PISA(ピザ)調査での定義、池上氏の考えとして、論理的読解力と情緒的読解力からなる「生きていく上で常に必要となる力」を紹介し、読解力を鍛え伸ばすことと訓示しました。

最後に、夏休みに向けて、・生活のリズムを整えること・振り返りと準備のための学習・長期休業中だからこそできることに挑戦するように、充実した実りある夏休みになることを願っていますと話しました。

 

 

表彰式 山岳部への東海大会優勝旗授与

大掃除の様子 

PDA即興型英語ディベート東海交流大会

 6月12日(土)、オンライン(Zoom)でPDA即興型英語ディベート東海交流大会(主催:一般社団法人パーラメンタリーディベート人財育成協会)が行われ、岐阜県立岐阜高等学校、愛知県立岡崎高等学校、三重県立四日市高等学校と本校の4校から、8チームが参加しました。

 第1ラウンドのお題は「We should outsource coaching of club activities.(部活動の指導を外注すべきである。)」でした。肯定側からは現状の教員の負担についてや練習の質の向上について、否定側からはトラブル発生時の責任の問題や体罰の問題などについて議論しました。ディベートが終わるとジャッジが勝敗を出している間、対戦したチームとお互いの学校の部活動の状況などについて会話を楽しみました。

 続く第2ラウンドのお題は、「Accepting immigrants does more good than harm. (移民の受け入れは害よりも利益をもたらす。)」でした。日本の雇用状態などを考えてお互いに意見を交わしました。ディベートが終わると、普段どう英語の勉強をしているのか、ディベートの練習はどのように行なっているかなどについて話し、交流を深めました。ジャッジの先生によるコメントの時間になると、今後に活かそうと真剣に聞き入る様子が見られました。

 そしてジャッジが高く評価した生徒6名によるエキシビションディベートが行われました。本校からは2年生の南雲円香さんと西堀月渚さんが選出されました。論題は「Online learning should be introduced in high schools, and students should go to school only three days a week. (高校では、オンライン学習を導入し、登校日を週 3 日にすべきである。)」でした。新型コロナウイルス感染症のリスクと対面で授業を受ける必要性・重要性について議論が交わされました。具体例もたくさん飛び交い、甲乙つけがたいディベートとなりましたが、見学していた生徒・教員の投票により、Government(肯定側)の勝ちとなりました。

 今大会では静岡高校 Aチームが3位入賞、エキシビションディベータ賞に南雲円香さん(2年)、 西堀月渚さん (2年)ベストディベータ賞に 久村惇君(1年)、ベストPOI賞に南雲円香さん(2年)、櫻井あんりさん(1年)が選ばれました。

   本校からは有志で結成したチームで参加しましたが、2チームとも善戦しました。

 

 静岡A 榑林優成(2年)・南雲円香(2年)・西堀月渚(2年)・久村惇(1年)

 静岡B 秋山果歩(1年)・芦澤 圭太(1年)・櫻井あんり(1年)・藤谷由衣(1年)

第42回教育講演会「はやぶさ2 深宇宙52億㎞の旅路」月崎竜童 氏(119期)

 静岡高校では、毎年各分野の第一線で活躍している卒業生を講師に迎えて、講演会を行っています。

 本年度は、月崎竜童氏(119期)を講師にお迎えして以下の要領で実施しました。  

 日時 令和3年6月22日(火) 13:30~15:30

 会場 静岡市民文化会館 大ホール

 講師  月崎竜童 氏(119期)JAXA宇宙科学研究所 助教

 演題 「 はやぶさ2 深宇宙52億㎞の旅路

 

講師は2003年静岡高校卒業の119期生です。2008年東京大学工学部航空宇宙工学科を卒業後、東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻修士課程に進学しイオンエンジンを研究テーマとし、さらに博士課程に進みました。2013年同大学院博士課程を修了するまでの間、2008年9月から2010年6月までJAXA宇宙科学研究所はやぶさプロジェクトのリサーチアシスタントとして、2010年5月から8月まではNASAゴダードスペースフライトセンターのリサーチアシスタントとして、さらに2010年4月から2013年3月までは日本学術振興会特別研究員DC1として研究を進めました。2013年博士課程修了と同時に博士号を取得し、JAXAに所属してはやぶさ2プロジェクトチームに加わりイオンエンジンの開発に従事します。はやぶさ2は2014年末に打ち上げられ、その後は運用に入りました。2013年4月から7月まで日本学術振興会特別研究員PD、2016年9月から2017年10月まではカリフォルニア大学ロサンゼルス校の客員研究員として渡米し、帰国後、はやぶさ2の小惑星着陸運用に参加しました。着陸成功後はイオンエンジンを作動させて地球帰還とカプセル回収を行いました。

2010年東京大学大学院修士課程修了時に、首席に当たる工学系研究科長賞を「マイクロ波放電式イオンスラスタにおける性能向上と光ファイバー探針による内部現象解明」で受け、2013年には第3回日本学術振興会 育志賞を受賞しました。2021年4月には文部科学大臣表彰 若手科学者賞を受賞しています。

現在、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所 助教を務めています。

講演は静高から東大、はやぶさとの出会いなど自己紹介の第1部、はやぶさ初号機の第2部、はやぶさ2の第3部から構成され、宇宙への夢を熱く語る講師の話に、生徒は熱心に聴き入りました。各部毎に設けられた質問コーナーには毎回、会場から質問が絶えず、講演後も講師控室に大勢の生徒が質問に訪れました。講師はそれらにも時間が許す限り個別に丁寧に応答してくださいました。