学校生活
PDA全国中学校・高校 即興型英語ディベート合宿・大会2022
静岡高校では行事ごとに希望者を募り、即興型英語ディベートに取り組んでいます。
今年度は初めての試みとして、8月5日(金)・8月6日(土)オンラインで実施された「PDA全国中学校・高校 即興型英語ディベート合宿・大会2022」に有志チーム(久村惇君(2年)櫻井あんりさん(2年)、秋山果歩さん(2年)、小泉剛愼君(1年))が参加しました。
勇猛果敢な静岡高校チームは、武者修行をすべく、初心者向けの「授業の部・ 課外活動の部(初心者)」ではなく、全国から英語ディベート部が集う「課外活動の部(一般)」に参加しました。2日間に渡って、練習ラウンドと予選ラウンド合計で6ラウンド(うち1ラウンドはジャッジ参加)、みっちり英語ディベートに取り組み、予選ラウンド1勝2敗、40チーム中31位という結果で戦い切りました。
決勝ラウンドには進めなかったものの、POI賞に櫻井さんが選出されました。準決勝・決勝の論題が予想していたものとほぼ同じで、静高生はディベートしたかったと悔しがっていました。12月の全国大会に向けて、秋の校内学習会でさらにステップアップしていきたいです。
【各ラウンドの結果と論題】
・練習R1(×湘南白百合A vs ◎静岡)
: Ranking children in sports events at kindergartens and elementary schools should be abolished.
・練習R2(◎静岡 vs ×柏陽C): As pets, robot dogs are better than dogs.
・練習R3(富山国際C vs 湘南白百合C)※ジャッジ参加
: We should abolish the death penalty.
・予選R1(◎静岡 vs ×作新A)
: STEM education should be prioritized over English education.
・予選R2(×静岡 vs ◎岐阜B&関西創価B)櫻井さんがPOI賞
: Footage of shooting incidents should not reported.
・予選R3(◎城ノ内A vs ×静岡)櫻井さんがPOI賞
: Public policies should be based on public opinion polls, rather than a few experts or bureaucrats.
・準決勝: NATO should deploy its troops to Ukraine.
・決 勝: Japan should promote the use of nuclear power plants.
ONE DAY SUMMER キャリア形成プログラム 参加
8月3日(水)、静岡市の主催する高校生キャリア形成支援事業「ONE DAY SUMMER キャリア形成プログラム」に本校から11名の生徒が参加しました。
これは、市内の三校(清水東・静岡東・本校)の希望者を対象とし、職業人へのインタビューを中心に据えた、夏の恒例行事です。
静岡商工会議所の静岡事務所・清水事務所に集合した参加者の皆さんは、まず10時から事前学習。ぶつける質問の内容とともに、インタビュアーから出された問いへの答えを用意します。インタビュアーのマナーと共に、一問一答の羅列に終わらない、質問を「深掘り」する方法を学び、それらを踏まえて各グループ毎の話題をまとめるところで午前中は終了しました。
午後は各会場に分かれて待望のインタビュー。終了後は内容をまとめ、インタビュアーへ、内容の紙芝居プレゼンテーション。極めて内容の濃い、あっと言う間の一日でした。
令和4年度 第1学期終業式
7月22日(金)令和4年度 第1学期 終業式並びに表彰式を行いました。今回は感染症対策として放送による式として、終業式に先立つ表彰式では、東海大会 登山競技女子の部準優勝の山岳部、同じくヨット競技 男子レーザーラジアル級優勝の2年太田くん他、県大会以上の7団体8件の活躍を校長が紹介した後、各ホームルームで担任から賞状が渡されました。
終業式で小関校長は、始業式で提示した「授業は厳しく、行事は楽しく」、「視野を広げ可能性を広げる、積極的なチャレンジを」、「自分に誇りを持ち、全ての人に敬意の念を」、また、校訓『卬高』につながる各学年の目標への振り返りを求めました。次に、夏休みを迎えるにあたって、先輩方の受験体験記や大学紹介を読むなどで学習のヒントやモチベーションアップの材料を見つけること、静高が誇る図書館の利用を勧め、普段なかなか読むことのない書物に親しむのもよいと思いますと訓示しました。
また、「本日は10時から野球部が夏の大会ベスト8をかけて4回戦に進みます。生徒諸君も都合がつけば是非、応援に行ってもらいたい。では、8月31日の始業式で、皆さんの元気な、一回り成長した姿を見るのを楽しみにしています。健康に留意して、有意義な夏休みを過ごしてください。」と話しました。
第4回戦、対加藤学園高等学校戦は、シーソーゲームの接戦の末に6対7さよならゲームで勝利し、準々決勝(24日)に駒を進めることができました。
1年生卬高探究「論文執筆ガイダンス」
7月15日(金)、1年生の卬高探究の時間に論文執筆ガイダンスを行いました。書籍「論文の教室」の内容についての講義を受け、問いを細分化する方法、アウトラインの基本構造、研究の類型や方法について学びました。その後、実際に問いのフィールドを作る活動を行う中で、「問い」をつくる方法や「アウトライン」を書く方法についての理解を深めるとともに、良質な問いを作ることの難しさを感じていました。
今後は、夏休み期間を利用して、各自が研究したい「問い(仮タイトル)」を設定し、アウトラインを作成していきます。
英語ディベートの取り組み
静岡高校では行事ごとに希望者を募り、 即興型英語ディベートに取り組んでいます。
今年度はこれまで4月28日に体験会、 5月20日に学習会を行い、6月11日に「PDA 東海公立高等学校 即興型英語ディベート交流大会 2022」に有志チーム(久村惇君(2年)、久保田新菜さん( 1年)、立松寛菜さん(1年))が参加しました。
東海交流大会ではオンライン(Zoom)で集った5校・ 9チーム( 愛知県立岡崎高等学校 、岐阜県立岐阜高等学校 、三重県立四日市高等学校、静岡県立浜松北高校、 静岡県立静岡高等学校)が2ラウンドのディベートを行いました。
第1ラウンドの論題は「Cosmetic surgery should be banned.(美容整形を禁止すべきである。)」、第2ラウンドは「It is better to study abroad during high school days than after entering university in Japan.(留学するなら、大学入学後よりも、 高校在学中にしたほうがよい。)」でした。 ディベート後ジャッジのフィードバックを待つ時間では、 お互いの高校の様子や、好きな料理、部活などについて話し、 交流する様子も見られました。
そしてジャッジが高く評価した生徒6名によるエキシビションディベートが行われ、静岡高校からは2年生の久村君がGovernment(肯定側)のPMR(Prime Minister Reply:肯定側まとめ)に選ばれました。「Ranking children in sport events at kindergartens and elementary schools should be abolished.(園や小学校の運動会での順位付を廃止すべ きである。)」をテーマに、両チームとも、子どもの特徴や、 テストなどで順位がつくことと運動会で順位がつくことの違いなど について深く分析し、堂々としたスピーチを披露していました。 勝敗はエキシビションディベートを聞いていた生徒たちが挙手で投票し 、Opposition(否定側)の勝利となりました。
他校からは英語関連の部活動チームが出場している中で、 今年度も本校有志チームは健闘し、1勝1敗で5位となりました。 また、ベストディベータ―賞に立松さん、久村君、POI賞に久村 君が選出されました。
参加者の声
・チームのメンバーや他校の生徒と協力し、 素晴らしい経験ができた。
・参加者の皆さんの説得力があり、かつ綺麗な英語を聞き、 刺激を受けた。まだまだ改善の余地が沢山あるなと感じました! ありがとうございました!
去る6月5日には本校のディベートの取り組みが「朝日高校生新聞」 で取り上げられました。
昨年度から継続してディベートに参加している櫻井あんりさん(2年)と久村惇君(2年)がインタビューを受けました。